日々のあれこれ導いてくれた歌

 今さらながらですが、Official髭男dismさんの「ペンディング・マシーン」のこの一節が気に入っています

 職場の人間関係の中で見られがちな、「関わりたくないな」と思う瞬間を、スッキリとひと言で表してくれていて痛快です

 やっぱり天才的…

 関東圏にいたときには、職場の異動が度々あって、その都度文章をあげてきました

檸檬どうした わたし

 そしてその度に、「これに陥っちゃいけない」と自分を戒めてきたものです

 だって、黙ってたって職場の中でも年長者の部類なんだから、自ずと立ち位置が決まるのです

 そこで自分の経験値やスキルをアピールするなんて、子どもっぽいことはやめようって

 実は、ここに来てとうとう仕事を始めました

 タイミングのいいときに、半日程度の仕事があると声を掛けてもらえたのは、この地でいい人脈を作ってくれていた父をはじめとした家族のお陰だと感謝しています

 だからこそ、自己主張に陥らないように、謙虚な気持ちで仕事に励みます

北の地でも、キンセイマルは花を楽しませてくれました

日々のあれこれ導いてくれた歌

 ご存知の方も多いと思います

 Official髭男dismさんの『SOUL SOUP』の、ワンフレーズです

 あらためて、「言葉の天才!」と、讃えています

 だって、周囲を見回しても、テレビのインタビューなんかを聞いていても、みんな、自分のピンチを誰かのせいみたいに言うんだもの

 そりゃあ、好きなものが値上がりして、手に入れる頻度が減ったとか、交通機関でトラブルがあって約束に遅れそうだとか、自分に落ち度がないのに不利益を得るんだから、被害者の立場を主張したくなるのは、無理もないこと

 でも、自分の不利な状況の責任を、開き直るみたいに請け負って、クスッと笑わせてくれるこの言葉に、視野が開けるような気持ちになります

 誰かのせいにしていると、状況が変わるのをじっと待っていなくちゃならないけど、“自家製”だったら、自分の手で改善できるかもしれないもの

 そして、復帰を待っているファンに向けて、パンチの効いた声で、“声すら 出せないほど”と歌い出すんですから、ピンチを逆手に取るたくましさに「やっぱり…」と、つい、にやけてしまいます

 期待を裏切らない…、いや、期待を超えてくる才能です

Official髭男dismさんのことは、これまでも何度か書いてきました

頭がいっぱい

いきをする

アポトーシス

テレビ報道されるインタビューへの不満は ↓↓

「悲しい」?

 よろしければ、どうぞ

双子みたいな葉っぱが可愛かったので…

日々のあれこれ導いてくれた歌

 もう一度会いたい人がいる

 いつかまた、会える日が来るのかな

 ♪“その答えが 待つ日まで 知らないままで ただ息をする”

 Official髭男dismの「Chessboard」です

 いつも、予想を超えてくる…

 歌詞にメッセージ性が強く、この曲も、さまざまな事情を抱えた人への応援歌です

 最後のフレーズに至ったとき、囁くように、“知らないままで ただ いき…”と語りかけてくるので、頭の中で勝手に、“生きてゆく”とか“生きてゆこう”と歌い続けようとしてしまいます

 曲のはじめの方に、同じようなフレーズがあるにも関わらず…

 そんな私の思い込みを静かに押しのけながら、“息をする”と結ばれます

 ふっと肩の力が抜けます

 “生きてゆく”よりも、遥かに難易度が低い…

 “息をする” のに、それほどの覚悟も決意もいらないもの

 国営放送で、国民みんなのうたとして歌われています

 学生の合唱コンクールの課題曲として選ばれ、歌詞を噛み締めた者もいたでしょう

 そんなに頑張らなくても、「ただ静かに呼吸をしていればいいんだよ」と、生きていることを全肯定してくれるメッセージ

 夏休み明けが近づいて、不安を抱えている中で、救われた子もいたでしょう

 こんな詩を書ける人は、きっと何十年もの悲喜交々の経験を積み重ねた熟練者なのに、しれっと30代の皮を被っているのでしょう

 ごめんなさい、褒めています

共感してくださる方は、ぜひ、こちらもどうぞ

頭がいっぱいもしくはアポトーシス

青い池の近くには、こんな観光名所もありますよ