歳時記

 朝から天気予報アプリをちょくちょく確認している

 手堅い予報らしく、まったく変わらない

 2種類見てるけど、珍しくどちらも同じ

 今日はガマンの日

 一日雨で、日付が変わるまで降り続く

 夜には雪に変わって、その前後でマイナス近くまで気温が下がるんだって

 これを越えたらまたうららかな日々が戻ってくる

 これを越えたら作物への心配ごとがグッと減りそう

 だから、Laboにトマトの苗を定植するんだ

 路地にジャガイモも植えるんだ

 豆の種も蒔こう

 このまま何もせずに夜を迎えて、目が覚めたら峠を越えた明るい朝と暖かい一日が待っている!

 そんな気楽な見通しの私とは裏腹に、既に稲の芽が出たビニールハウスをいくつも抱えている甥っ子は、

専用ストーブや、写真のようなレトロな暖房を使ってこの一晩を乗り切ろうとしている

 やっぱり、北海道は甘くない

日々のあれこれ

 ここ数日、頭上の轟音が気になって落ち着かない

 スッキリと晴れ渡った青空に…ヘリ!

 1機 色の違うのがまた1機

 ほぼ同じ軌道を描きながらずっと旋回している

 原因は一つ

 不名誉な形で名を挙げてしまった近くの動物園

 地上では籾まきの最盛期

 仕事量が多い上に常に順調に進むわけではないので、イライラしたりギスギスしたりする場面も頻繁

 そんな時に上空から“バラバラバラバラ…!!”

 あっちも仕事なんだろうけど、物騒な妄想が顔を覗かせる

 テレビニュースを観ても、いつもだいたい同じ映像

 今日新しく撮らなくても、昨日までのヤツからまだ使ってないのを選んだって誰も気づかないのに…

 天気なんかここ数日同じなんだし

 数日遅れで今日からオープンした動物園

 北海道産が注目され始めた国産米の種まき風景

 せっかく貴重な燃料を使って飛んでいるんだから、明るいニュースも見つけて全国に紹介してね

日々のあれこれこちら側の私たち,たどり着いた視点

 こちら側って、どちら側?

 私の独断によって隔てられた壁のこちら側

 借りたものはちゃんと返すのを正しいとする価値観をもつ側

こちら側の私たち

 躊躇わずにゴミをポイ捨てする側に対して、それを拾って美化された環境を求める側

こちら側の私たち その2

 雪が解けてあらゆるものが現れてきた

 懐かしい大地

 そう!ここはこんな形だったんだ

 枯れ草の合間から久しぶりに覗く緑色が愛おしい

 そしてそれらに紛れて空き缶やビニールゴミ…

 地味な自然色の中に、この原色やテリテリした質感がなんと異質なことか!

 私はこちら側の人間なのでそれらを拾い、自前で買った不燃ごみ用の袋に入れる

 でも人間だから「こんなことするヤツは心が貧しいんだろうから、うちみたいな美味しい米の味は分からないさ!絶対食うなよ!」と悪意のある妄想を膨らませる

 そうこうしているうちに、青天の霹靂

 結構大きめの雹が降り始めた

 イタタ…なんて言いながらそのまま畑の整備をしていると、やはりどこ吹く風で息子が田おこしを続けていた

 こちら側の私たちって、なんだか誇らしいな