日々のあれこれ導いてくれた歌

♫ 訪れるべき時が来た もしその時は 悲しまないでダーリン

 昨年の夏、テレビのCMでこの曲が流れた時、体の中で何らかの堰が切れて、溜まっていた思いが一気に溢れ出すのを感じました

 敢えて紹介するまでもない、Official髭男dismさんの、「アポトーシス」です

 我が子たちほど世代の離れた彼らを、何年か前から尊敬すら感じながら見守って来ていました

 言葉にも音楽にも秀でた天才って、いるんだな…  そう感じさせてくれる曲を、幾つも世に送り出しています

 この曲に心を揺さぶられた人はきっと多かったでしょう

 でも、そこまで大きく取り上げられることなく、静かにブームが去っていったような気がします

 理由は多分、「あまりにも、身につまされる」から

 突然の別れに怯えながら、「でも自分は大丈夫」と思いたい

 そんな毎日の中、現実を突きつけてくるこの曲を受け止めるには、大変な勇気が必要のように思われました

♫ 別れの時など 目の端にも映らないように そう言い聞かすように

 そのときからこの曲は、事あるごとに私の頭の中で再生され、一つの決心へと導いてくれました (関連 繋がった空の下で

 確実に訪れる別れなら、後悔しないように、今できることをするのがいいよ

 そう、背中を押してくれました

♫ 別れの時まで ひと時だって 愛しそびれぬように

 ただ一つ残念なのは、こんな素晴らしい曲に対してさえ、とてもいいところで

「使ったコップは片づけなさい」

と、つい指摘している、口うるさいお母さんがここにいることです

今年のキンセイマルは花盛りです