秋分の日が過ぎて、日足がどんどん短くなっていくこの時季に、つい口ずさんでいる歌があります
♫ 今日もせつなく秋の日差しが遠のいてゆく
桑田佳祐さんの「JOURNEY」です
♫ 寂しくて口ずさむ歌がある 名も知らぬ歌だけど 希望に胸が鳴る
聞き初めの頃は、桑田さんの振り絞るような声と相まって、なんとも言えない切なさが込み上げ、その出処も分からず戸惑ったものでした
お母様との別れを歌った曲だと知ったのは、恥ずかしながら、しばらく経ってからでした
♫ 旅立つ身を送る時 帰りくる駅はなぜに見えない
♫ とうに忘れた幼き夢はどうなってもいい あの人に守られて過ごした時代さ
このフレーズを口ずさむ時、私はいつも、過去ではなく未来に思いを馳せます
私を送った後の子どもたちの姿です
もう既に、それぞれの人生を歩き始めているのですから、心配などすべきではないのですが、なんたって、私はなかなか子離れできない母親です (関連 後悔していること)
夕焼け空に向かって嘆いてばかりいないで、朝日を見るために振り返ってくれるかな…
私といた時間を過去のこととして、笑いながら話してくれるかな…
言葉を尽くして乗り越えようとしているこんな歌を、誰か教えてあげてくれないかな…
と、自分の命の儚さを書いてみたものの、私の家系は、90歳超えが当たり前の、長寿を誇っているのも事実…
「いいかげんにしてくれないかな」と言われないように、賢く歳を重ねようと思います