中学生の頃だったか
少女向け雑誌が「妖精王」という漫画を連載していて夢中になった
舞台は夏の初めの北海道(多分、道東あたり)
遠い地から来て、しばらく住むことになった少年が、その地の様々な妖精に出会い、頑なだった心が変化していく話だったと思う
その話の中で大きな節目になるのが夏至で、そこに向かってハラハラするようなドラマが繰り広げられたんじゃなかったかな…
結果、夏至が来たときに何が起こったのかも、どんなラストを迎えたのかも覚えていない
期待していたのと違ったのかもしれない
ただ、そこに至るまでのソワソワした、期待に満ちた気持ちだけが潜在意識に染みついたみたいに残っている
夏至の今日、北海道の日の出は3時56分(少し前は55分でした)
日没は7時18分(数日後には19分に沈みます)
昨年住んでいた神奈川県に比べると、50分くらい日の出ている時間が長い
「そんな北海道だから、昼間の長い日に何かが起こりそう」なんて不思議なストーリーを考えて、ワクワクさせてくれた作者さんには、今でも感謝しています
これまでさんざん、脳内太陽系を基準にして地球の位置や太陽に向かう角度について語ってきたけれど、ここへ戻って過ごすうちに、子どもの頃に感じていたメルヘン要素がどんどん思い出されて、毎日新鮮な発見がある