日々のあれこれ歳時記

 夕暮れ凍え 冬至色

 いつの頃からか、頭の中で作っていた言葉です

 高校生の頃、冬休みの課題だった俳句の一部として初めて文字に表されました

 ただ、誰にも理解されませんでした

 そんな言葉はないんだから、しょうがありません

 冬至色とは写真のような夕焼けの色です

 でも、いくつかの条件が付きます

 空が晴れて放射冷却が起こり、気温はマイナス10℃以下で肌がピリピリしていなければなりません

 冬至の頃なので、4時前後の日没から30分後 つまり、時刻が4時半頃でなければなりません

 こんなに早い時間に夜を迎え始め、しかもその夜が冷え込むと分かっている

 これから始まる寒さの厳しい長い冬を前に心細さが募る

 でも、そんな弱気な心のどこかで覚悟を決めています

 大丈夫 こういうのは知っている 越えられる

知っている も、どうぞ

 この体感で、この気持ちで見つめた夕焼けが冬至色なのです

 やっぱり、伝わらないかなぁ…

 ちなみに写真のこの日は、四日月と金星のコラボが凍える夕暮れに彩を添えてくれました