Blues
まだ片づける物がある
そしてまた、荷物 で話した「奥の物置」は、強い意志で作業を進め、1ヶ月くらいでひと段落を迎えた
2階にある4部屋も、それぞれに不要品を整理しまくった
結果、下宿人を数名受け入れられるんじゃないかと思えるくらいの居住スペースができた
家の1階は母と相談しながらゆっくりと進めたいので後回しにする
ということで、目は外へ向けられる
幸い、田んぼの稲は全て刈り取られ、広々とした景観になった
が、視線を近場へ移すと…
畑にはまだ未収穫の野菜も、花の終わったコスモスやコキアも残っている
畑の隅には、以前、大量に庭木の剪定したときに放置していた枯れた幹や枝(繋がった空の下で 参照)が、雑草を被って山のようになっている
古い納屋には昔の道具、不要な機械類…
祖父母や両親たちの足跡を、甥と一緒に消していくのが当面の“任務”だよなぁ…
Official髭男dismさんの「B-Side Blues」が頭の中で鳴っている
いつか自分が世界から追い出されるときが来ても
♪多分大抵困らないくらいでいいよ 大抵忘れられるくらいがいいの
世界の中での自分の大きさを見間違えないでいよう
物もなるべく残さないし、記憶にもそんなに強く残らなくても良いかな…
それでも、片づけているときは、当時の祖父たちの姿を思い出したり、どんなことを考えていたのかを想像して、それなりに楽しんでいるんだけど
それを、私の代で終わらせるのも悪くないか…