同じ空の下

 北へは北上、南へは南下と言います

 南の地方に住んでいらっしゃる方、なんかごめんなさい

 北半球を上に描いた一般的な地図が要因だと思われますが、北へ北へと進むとグーグルマップの私の位置情報も、どんどん上へと移動して行きました

 フェリーに乗って、日本海をまっしぐらに北上しました

 新潟港から小樽港まで16時間半の旅

 早朝4時半に着港して、更に北上

 旭川市には午前8時半という、この一日は余裕をもっていろいろなことが出来そうな時刻の到着でした

 荷解きをしたり、母に食べさせたいと考えていた料理を作ったり、早速庭に手を入れて花を植える計画を立てたりと、目まぐるしい一週間を送りました

 遂に手にしたおのぞみの結末

 ここからは北海道での生活をメインに発信していきます

 庭いじりを楽しみながら

 気候の変化に戸惑いながら

 田舎暮らしの不便さを思い知りながら

 近くの観光スポットを訪れたりもしたいな

 よろしければ、今後もどうかお付き合いください

向こうを出発するときには、夜明けの大きな虹が見送ってくれました

日々のあれこれたどり着いた視点

 今朝のニュースで、いたずら書きの被害にあった人が、インタビューに答えてこう言っていた

 思わず、クスッと笑ってしまった

 最近、街中で増えているいたずら書き

 個人の所有地、所有物、公共の施設など、お構いなしに書かれているそう

 そういえば、見たことあるなぁ

 ホント!自分の家で思う存分やればいいのに!

 誰かに見て欲しいなら、今の世の中、世界中の人に見せられる手段を誰もが持っているじゃない!

 そこでふと考える

 それでも、目の前の現実の中で自分をアピールしたい気持ちって、人間の中にまだちゃんとあるんだな

嵐の後の桜は、撮っている間も花びらを降り注ぎ続けました

日々のあれこれ

 この4月から、とりあえず肩書きが一つ外れた

 ずっと待っていた

 仕事っていう立場や時間の拘束は、我儘レベルのマイペースをひた隠していた私には、時々胃が“きゅん”となるくらいのプレッシャーだったんだもの

 20年くらい前にこの地へ引っ越してきたときは、「なんとしても“何者か”にならなくちゃ…」って、焦っていた

 3人の子どもの人生の前半を、自分の都合で巻き込んだ責任は十分に感じていたし(関連 一緒に生きようと

 贅沢はできなくても、安心して暮らせるだけの収入が必要だったから

 横浜線の上り電車の窓から街並みを眺めながら、「ここのどこかで“何者”かにきっとなる!」って、自分を鼓舞したのだった

 やっと手に入れて、守り続けて来た肩書きだったけれど、清々しい気持ちで手放した

 20年間、我ながらよく頑張った

 できることはやり切った

 向こうへ戻ったらまた、“何者か”になる必要が発生するのかもしれないけど、移動までの半月は肩書きのない◯◯さんを満喫しよう