日々のあれこれ歳時記

 ふぅ…

 帰っちゃった…

 ってなってから、半月過ぎたけど…

 多分、多くの人が知っているこの感じ

 寂しいような、ホッとしたような…

 姿が思い出される場所や物がそここにあって、胸がキュンとなるような…

 それでも幸いだったのは、その後の慌ただしさ

 野菜の収穫や畑の片付け! しかも稲刈りは最盛期!

 それに伴う人の出入り

 そして、それも収束へと向かっている

 春から大きく繰り広げて来た数々の手駒たちは、至るところでしゅるしゅると回収されて手元にまとまっていく

 残るのは、雪の下になるのを待つばかりの地面

 冬を越える決意をしている僅かな植物

 そうだ、この繰り返しを見て育ったんだ

 一つの家の中で、家族が身を寄せ合って、行動範囲の少ない、楽しみもささやかな冬を越えていくんだった

 昨年の冬までは、母が一人でそれを繰り返してきたんだな

 私が戻って来たからといって大きな違いはないと思うけど、心細さは随分埋めてあげられるはず

 久しぶりの雪かきだけど、ちゃんとできるかなぁ…

同じ空の下

 孫が北海道まで遊びに来る!

 会うのは半年ぶり

 この時代だから、FaceTimeでちょくちょく顔を合わせて来たけど、そばに来てその温かみを感じるのは久しぶり!

 まだ小さいから、かつて夢見ていた“桃”は流れて来ないだろうなぁ…

今どきの昔話 を参照してください)

 今日から、4日間「孫が来て嬉しいけどヘトヘトになるおばあちゃん」を満喫します (*゚▽゚)ノ

“ヨメさんトンボ”と呼んでいる背中も顎も赤いトンボを、今年は頻繁に見かけます

日々のあれこれたどり着いた視点

 実家とは、どうしてこうも荷物に溢れているものなのか…

 最近は、時間を見つけると「奥の物置」と呼んでいる、屋根裏を無理矢理利用した空間の片づけをする

 昨年までは年に一度、夏休みに来た時に恐る恐る扉を開け、中を覗いては「無理!」と再び閉める…を繰り返していた

 さすがに住みはじめたんだから、そんなことばっかり言っていられないし

 一度開いたら、段ボール箱1つ分くらいずつ…

 ゴミ出しの負担が大きくなりすぎないように

 何より、次にやるのが億劫にならないように

 焦らなくても大丈夫!これからもずっとここにいるんだから!

 自分を励ましながら、こつこつとやっている

 来年の今頃は、ここが空っぽになっていたらいいなぁ…

 それでも誰も責められない

 今やっているのは私の学生時代の箱で、教科書やノート、点数がついて戻ってきたレポートまで入っているんだもの

 そんなのをここに置き去って、悪く言えば押し付けて、別のところでまた荷物を増やして生きて来たんだなぁ…

 ところで、ここで役立つのは向こうで生活してきた中で身につけた断捨離術!

 昔の私なら途方に暮れたかもしれないなと思いながら、捨て方についてどんどん決断していける

 それについては、あまりにも大きな荷物から始まる“アルバムを断捨離”というカテゴリー(上のメニューからも選べます)で書いています

 技術的なことというよりは、処分するに当たっての心の動きが中心なんだけれど…

春に種を蒔いた黄色いコスモスが花盛りです