日々のあれこれたどり着いた視点

 こういう人に関わるのは、実に不愉快

 自分が被るわけではなくても

 揉め事が近くで起きて、不条理とも思われるそれに対応している仲間を見るだけでも落ち込む

 なんだろう…

 あの、「自分には落ち度がないのに、こんなに嫌な思いをしています」っていうド直球な自己主張は

 嬉々として、「私の権利を侵したあなたが悪いのです」と責め立てる、幼さの抜けない優越感は

 寛容という言葉は、多分知らない

 「お互い様」という言葉は、死語だと思っている、きっと

 日常生活があまり楽しくないんだろうな

 たまたま起こった不都合をクローズアップして、悲劇の主人公を味わいたくなっちゃったのかな

 ひとしきり騒いだ後には、気まずさが残って、自分も苦しくなるだろうに

 それもきっと、他人のせいにして、「自分は悪くない」を決め込むんだろうけど

毒を吐いた後には、懺悔の花を忘れない…

日々のあれこれ歳時記

 「薄明(はくめい)って美しい言葉だと思います

 音(おん)のせいか、漢字の形か…

 太宰治も、これを題名にした作品を書いていますし、検索していると、なんと、ポケモンカードにまで、使われているのを見つけました

 朝5時に、1回目のアラームが鳴ります

 その後、スヌーズ機能に頼りながら、5時20分まで粘ることにしています

 その時刻にアラームを解除して起き上がっても、カーテンから透けて見える外の明るさは、多分近くの街灯の分だけです

 日に日に日の出が早まるこの時期

 一回目に目覚めたときに、外が白んでいる日が来るのが、より待ち遠しくなります

 「土日の二日間の後の月曜日、5時に外が明るくなり始めていたらいいな…」

 最近の日の出は、6時を少し過ぎた頃になりました

 それよりも早く空が白み始めるのは、常識的に誰もが知っていることですが、実際は何時頃からなんだろう

 例によって、親切に上げて頂いている情報を探してみると、「市民薄明」「航海薄明」「天文薄明」という言葉に行きつきました

 私が待っているのは、どうやら「航海薄明」くらいの明るさのようです

 今、住んでいる地域では、「天文薄明」は、4時台の終わり頃から、もう始まっているみたいです

 今週中には、5時に、「もう、夜が明ける… 起きなくちゃ…」って、思えるかな

2月の半ば  河津桜は、まだ3分咲きでした

日々のあれこれ歳時記

 二十四節気の一つである「雨水」は、19日でした

 多くの人の記憶にあるように、この翌日に、最高気温25度前後の暑い春を記録しました そのあたりから、名実ともに「雨水」は、始まりました

 関東平野部特有の冬もまた、動植物に厳しいです

 雨が少ないので、畑や植え込みの土はいつもカラカラです

 ピリピリするような乾いた風が吹きつけて、土埃に吹きさらされます

 晴天が続くと、花粉が舞うのも早まり、見えない何かが突然目に飛び込んできて、思わず立ち止まります

 (雪で苦労されている地方の方、ごめんなさい)

 「気温がぐっと下がった」

 「みぞれから、雪に変わる可能性がある」

などとも言われながらも、この雨はなんだか優しいです

 空気に含まれる水分のせいかな…

 雨水は、さらに七十二候に分けると、「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」の始まりでもあります

 更に明日から、「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」「草木萠動(そうもくめばえいずる)」へと廻ってゆきます

 日本語の美しさは、冷たい雨の中にさえ、春の気配を滲み出してくれているようです

 それにしたって、今日の最高気温4度は、ちょっときつい…

 せっかくの3連休初日なのに…

 でも、大丈夫!

 私の脳内太陽系の地球は、北半球に一番陽が当たらなかった右端をとうに通過していて、あと少しで向こう正面に到達します

せめて、松田町の菜の花と河津桜で、春なんだと思い出します