ロードオブザリングでは、邪悪の象徴だった二つの塔。
我が家の物入れでは、決して悪ではないけれども、常に頭を悩ます種だった二つの塔。
130cmくらいのが二つ。重さはきっと100キロ超え。
しかし、ある日の一大決心と、継続という力が実を結び、ホビットの旅と同様に、約一年で完結の時を迎えることができました。
(あんなに辛い旅ではありませんでした。ごめんなさい。)
途中に夏の休暇や正月休みなどの連休もありましたが、ペースは変えませんでした。
負担を大きくしたくない気持ちもあったのですが、何よりも、拙速に陥りたくありませんでした。なんたって、中身は大切にしたい思い出ばかりなのですから。
始めた日、完了した日、共に手帳に記録されていました。ホントに丸一年!
我ながら頑張りました。
手元に残った「選ばれしもの」たちを見て思います。
写真というのは、その場にいた者にとっては、それ自体に価値があるというよりも、その瞬間を思い出すための栞なんだな。
その思い出を愛しいと感じる人が、必要な分だけの栞を持っていればいいんだ。
一年間の旅は私にそんな教訓も残しました。
アルバムの断捨離方法は、他にもいろいろあるようです。
この一連で書いたことは、私が自分の価値観に背かないように考えた一つの方法です。迷っている、悩んでいる方の一助になれば幸いです。