子どもたちのことたどり着いた視点

 娘が高校生だったある日、友だちに頼まれて貸したスポーツウェアを、長い間返してもらえないと怒っていました

 その友だちは私もよく知っていて、何かの事情で忘れているんじゃない?と軽く受け止めていました

 数日後、娘は怒りながら泣いていました

 友だちに「返して」と連絡したら、「そんなことのために、何度もしつこく連絡してこないで!」と逆ギレされたとのことでした

 「もう、返してもらわなくていい」「ついでに、このまま縁を切る」

 身勝手な相手の一面に気づきながら、それと折り合いをつけて付き合ってきたのですから、いい機会だったのかもしれません

 それでも、「どうして、他人から借りたものなのに、返さなくてもいいと思う人がいるのかな」と泣いている娘を元気づけるにはどうしたものかと、必死で考えました

 絞り出した言葉が、

「私は、返さないで平気でいる子の親でなく、返してもらえないで泣いている子の親で良かったよ」

 ハッとしたように顔を上げ、安心したようにうなづいた娘を見て、この時の正解はこれだったのかなと思えました

 娘は、これから大きくなっていく可愛い孫たちに、友だちや関わる相手には、誠意をもって接するんだよと教えていくでしょう

日々のあれこれたどり着いた視点

 丈夫なドームを作ろうとしている

 手っ取り早く、お金だけかけて

 本当に安心なのか、誰もが不安を抱いているというのに

 企画者は、内側の人に、「これで安心だから、費用はもってね」と言っている

 内側では、「また、金を取り上げるのか!」と不満が噴出している

 その延長で、小競り合いが続いている

 「自分を、他人より強く、大きく見せたい」

 「他人より、少しでも得していると思いたい」

 「生きるためには、小さな犯罪くらい仕方がない」

 現状を冷静に見て、分析してほしい

 順番が違うってことに気づけないのかな

 守るに値する国を作るのが先でしょ

この平和な空を守るために、火の力が必要か…?

日々のあれこれたどり着いた視点

 大臣が何人か辞任した

 次の“あの会”のお題が一つ決まった

 「任命責任」?

 みんな生活が苦しくて、少しのお金のための窃盗が頻発しているというのに、そんなことを議論している場合じゃないよね?

 国民の生活に直接関係しない、“お家騒動”みたいなことの審議は、勤務時間外にやってくれないかな

 光熱費だって、税金で払うのが当たり前って思ってない?

 どうしてもそこを突き詰めたいっていうんなら、その辺の広場や野原を使って話し合ってください  早朝とか休日にね

 お金もそんなにかからないし、誰でも気軽に“観戦”できるから、きっとたくさんの選挙民に喜ばれるはず!

 雨が降ったらどうしようって?

 大丈夫! 最近の作業着の店は、オシャレで機能性の高いレインウエアの品揃えが豊富だから

 お年寄りにはきつい?

 そう、それが“潮時”というものです