日々のあれこれ歳時記

 寒い朝、自分に言い聞かせる

 「大丈夫、この寒さは 知っている」

 空気がキンと冷えて、吐息が真っ白になって顔にまとわりつく

 「でも、大丈夫 ほら、吐いた息はマフラーに凍りついていない」

 零度前後の、肌がピリピリする感じ

 「でも、大丈夫 瞬きしても、すぐに目を開けられる」

 足下で霜柱がザクザク音を立てる

 「でも、平気 こんなに晴れているのに、空気がキラキラしていない」

 背中を丸めちゃだめ

 肩をいからせちゃだめ

 このくらいの寒さなら、楽に越えてきたよね

 北海道育ちという、訳の分からないプライドで、十分に寒い毎日を乗り越えるために、おまじないを唱え続ける

 来年は、吐いた息がマフラーに凍りつく、瞬きをすると下瞼にくっつきそうな、晴れた朝に空気がキラキラする冬を、越えることになりそうです

 背中を丸めず、肩をいからせることなく、穏やかな気持ちで越えられるかな…(不安)

こっちはもう、梅の花が咲いているというのに…

日々のあれこれ歳時記,母の一世紀

 「昔から、『冬至十日前』って言われたもんだけど、本当なんだね」

 冬のある朝、母がそう言った

 当時、私は小学生だったと思う

 当然、インターネットなんか無かった頃だから、母の情報源は、テレビから数秒間流れる「日の出、日の入り情報」

 それを、毎日カレンダーに書き込んで、確かめたのだという

 そのときの母は、日付けと時刻、何分間日足が伸びたかを、細々と、嬉しそうに話していたなぁ

 ふと気になったことを、追求したくなっちゃう

 そうか… 私のこれは、遺伝なんだな

 インターネットがある時代に、新聞を切り抜いて資料を作りたくなっちゃった私の作品がこちら→→太陽の誕生日

日々のあれこれ歳時記

 北寄りの風

 最高予想気温、25℃

 明日は、湿度が40%台らしい

 急に空気が変わった

 ここ数年、秋分の日が、気候の変わり目になることが多い気がする

 太陽の光や熱が地球に当たる角度を、見事に反映しているなぁ…と、嬉しくなる

 猛暑も酷暑も、人間の活動から産み出されたものに違いないけど、自然の摂理は、それでも粛々と地球を動かして、その位置へと運び、相応の影響をもたらしていくんだ

 北半球のみなさん、揉めている場合ではありませんよ

 自分の利益ばかりを追及している場合ではありませんよ

 ここからは、人智を超えたエネルギーである、太陽の恩恵がぐっと減ってしまうんですよ

 日に日に冷えて行く大地で暮らす者同士、もっと寄り添い合いましょうよ

 また暖かい光が、高い空から降り注ぐ日が来たら、一緒に喜びましょうよ

地球や太陽の動きについて、興味のある方は、ぜひこちらもどうぞ

太陽の誕生日

北面を照らす陽

真上から照らされて

脳内太陽系

太陽、回復の兆し

向こう正面

柏の木が心配