同じ空の下

 忙しさのピークだった田植えがひと段落して、いよいよやりたいことだらけ

 しかも、楽しい♪

 母が夏の野菜作りを楽しんでいたビニールハウスを半ば乗っ取って、あれこれと実験している

 今年こそはまん丸なコキアを育てたいと、芽出ししてから一つひとつポットに植え替えた  時期が来たら庭に定植させる

 ラベンダーエリアも作りたくて、庭の隅に唯一ある株から新芽を取って挿し芽にも挑戦している

 大先輩である母の知恵とYouTubeの情報をミックスさせながら、野菜の枝の仕立ても試している

 水没事件を乗り越えた野菜たちはよりたくましく(?)育っているんじゃないかと思ってしまうほど順調

 ナス科の苗のそばにネギを植えるといい効果が得られるというYouTubeの先生の教えを検証したくて、トマトとシシトウの近くに数本移植してみた

 ネギならいくらでもあるんだもの(関連 父の足跡

 念のために、母に「こういう理由でところどころにネギを植えてあるからね」と言っておいたんだけど、今朝見に行ったら1本抜かれて近くに転がっていた

 このくらいの“小ボケ”は想定の範囲内だけど(笑)

 「ふん!」と言いながら、また元のところに植えておいた

 ネギが強い野菜で良かった!

同じ空の下歳時記

 暦には「雨水」

 確か昨年のこの頃に、このタイトルで投稿したような… (雨水

 あまりにも住む環境が変わったので、気温のことや、雨だの雪だのと比べてもしょうがない

 だからこそ、共通点を見つけるとホッとする

 日の出がずいぶん早くなった

 日没は一番早かった4時少し前だったときから1時間以上遅くなった

 やっぱり、空は繋がっているんだな…

 しかも、北の地方ほど夏至と冬至の太陽の出ている時間の差が大きいので、春分の日が近づくこの頃は、短かった明るい時間を大慌てで取り戻しているように日の出が早まっていく 日没はどんどん遅くなる

 この加速する日々が嬉しくて、南の地方に対してちょっとだけ優越を感じてしまうのは私だけだろうなぁ…

雪の結晶が撮れました 私の腕ではこれが精一杯です

同じ空の下歳時記

 冬に身を寄せる場所

 やっとここに戻って来た

個人の部屋のものなので、かなり小さいサイズですが

 雪国で生まれ育った人には当たり前の場所

 知らず知らずに擦り寄って行って、背中や手を温める

 関東で冬を過ごしていた間、我が家の暖房はオイルヒーターがメインで、ときどきエアコンも使った

 家の中は常に肌寒くて、衣類を重ね着してその季節が過ぎ去るのをひたすら待った

 炬燵に入るともちろん暖かかったけれど、かーっ!と熱くて色からも暖かさを実感できるこれがずっと恋しかった

 築50年になろうかという我が家では、排気は煙突から出ていく(写真左上)

 FF式のように、風がごぉーっと吹き出ないのもいい

 燃え上がっている炎に身を寄せて、「あったかいなぁ」ってチラチラと動く様子を見つめる

 エルキュール・ポアロが冬にロンドン郊外やイギリス北部の屋敷に招待され、赤々と燃える暖炉の前の椅子に腰を下ろし、冷たくなった指先を暖める

 毎夜のイギリス旅行 でこんな光景を読むたびに、身を寄せる暖房のない心細さに不満や違和感を感じたものだった

 暖炉のような風情はないけど、こんな頼もしい相棒がいれば「今日の最高気温はマイナス5℃」って言われたって、楽に乗り切れそうな気がしている