日々のあれこれ母の一世紀

 ある日、父が言った

 「母さんには、前の旦那のところに残してきた子どもがいて、まだその子のことを気にかけているんだろう もしかしたら、父さんの知らないところで、連絡を取り合っているのかもしれない」

 一般的な家庭に見えても、それぞれの事情を抱えているもの

 以前から書いてきたように、父が再婚なのは小さい頃に知ることになったのだが、母にもそんな過去があったのか…

 隠していたようでもなかったので、私が成人してしばらく経ったこの日まで、触れる必要もなかったのだろう

 どんなきっかけだったか忘れたが、そう話した父は寂しそうだった

 後に母から聞くことになった

 初めの結婚は辛いものだったこと

 夫から毎日のように暴力を受けたこと

 男の子が生まれたが、連れて出ることができずに、その家に置いてきたこと

 そしてその子は、幼いうちに亡くなったと、知らされていたこと

 ここに来たときは、抱くこともできない我が子を思いながら、ねえちゃんを育ててきたのかな… 切なさが込み上げる

 センチメンタルにそんなことを思っている私とは裏腹に、母はどこか吹っ切れているように、遠い思い出話として話した

 あんなに仲がいいのに

 毎日、一緒にいたのに

 それを話すことなく、過ごしてきたのか

 心の奥にある柔らかい部分

 そこに触れない父の優しさに守られて、母の痛みは、ぶり返すことなく癒えていったのかな

 あるとき思ひ立ちて… (「仁和寺にある法師」を思い浮かべた方 正解です!)

 母が歩んできた道をまとめてみようと思いました

 北海道の里山に住む、一人のおばあさんの人生に関心を抱かれた方がいらっしゃいましたら、新しい風 から遡りながら、“母の一世紀”というタグのついた文をお読みください

日々のあれこれたどり着いた視点

 10月になりました

 この日は、今の仕事を始めた日でもあるので、私にとって大きな節目の一つです

 そして、年度としては折り返し

 あと半年で、仕事も荷物もまとめる…

 ここでの生活の一部をできるだけ小さくまとめて、次のステージへと進みます

 断捨離も、更に加速させよう

 これまでも、身辺の簡素化についての文を何度か書いてきました

 よろしければ、お読みください

 たたみかたもしくは縁切り上手

 「縁切り上手」って、タイトルは結構気に入っています

 ちょっと、さだまさしさんみたいで…

 大きな荷物でお困りの方は、あまりにも大きな荷物から始まる、「アルバムを断捨離」のカテゴリーも参考になれば…

日々のあれこれ歳時記

 北寄りの風

 最高予想気温、25℃

 明日は、湿度が40%台らしい

 急に空気が変わった

 ここ数年、秋分の日が、気候の変わり目になることが多い気がする

 太陽の光や熱が地球に当たる角度を、見事に反映しているなぁ…と、嬉しくなる

 猛暑も酷暑も、人間の活動から産み出されたものに違いないけど、自然の摂理は、それでも粛々と地球を動かして、その位置へと運び、相応の影響をもたらしていくんだ

 北半球のみなさん、揉めている場合ではありませんよ

 自分の利益ばかりを追及している場合ではありませんよ

 ここからは、人智を超えたエネルギーである、太陽の恩恵がぐっと減ってしまうんですよ

 日に日に冷えて行く大地で暮らす者同士、もっと寄り添い合いましょうよ

 また暖かい光が、高い空から降り注ぐ日が来たら、一緒に喜びましょうよ

地球や太陽の動きについて、興味のある方は、ぜひこちらもどうぞ

太陽の誕生日

北面を照らす陽

真上から照らされて

脳内太陽系

太陽、回復の兆し

向こう正面

柏の木が心配