小さくまとまっていく

日々のあれこれ歳時記

 ふぅ…

 帰っちゃった…

 ってなってから、半月過ぎたけど…

 多分、多くの人が知っているこの感じ

 寂しいような、ホッとしたような…

 姿が思い出される場所や物がそここにあって、胸がキュンとなるような…

 それでも幸いだったのは、その後の慌ただしさ

 野菜の収穫や畑の片付け! しかも稲刈りは最盛期!

 それに伴う人の出入り

 そして、それも収束へと向かっている

 春から大きく繰り広げて来た数々の手駒たちは、至るところでしゅるしゅると回収されて手元にまとまっていく

 残るのは、雪の下になるのを待つばかりの地面

 冬を越える決意をしている僅かな植物

 そうだ、この繰り返しを見て育ったんだ

 一つの家の中で、家族が身を寄せ合って、行動範囲の少ない、楽しみもささやかな冬を越えていくんだった

 昨年の冬までは、母が一人でそれを繰り返してきたんだな

 私が戻って来たからといって大きな違いはないと思うけど、心細さは随分埋めてあげられるはず

 久しぶりの雪かきだけど、ちゃんとできるかなぁ…