奇跡のような軌跡

 このタイトルを見て、星新一さんの名前や、「メロンライスにガムライス」というフレーズが思い浮かんだ方は同志ですね

 でも、ごめんなさい

 これは、私自身の「おのぞみの結末」に、一人「しめしめ…」と、思っている話です

 その思いは、あの電話が鳴った日( 電話が鳴って )に私の中で確固たるものになりました

 私が望んでいたのは、自分の両親と過ごす老後

 長男だった元の夫の両親ではなく

 あの日から、私は動いて、間合いを測りながら遠ざかって、切って、頃合いを見ながら周知させて…

 ちょうどいいタイミングで訪れた荷物を下ろした日に、私にはこの「おのぞみの結末」が用意されていることを確信しました

 誰かの心に大きなダメージを与えることなく、ここまでのお膳立てをした自分の調整能力と運は賞賛ものでした

 そのときまで、一か月を切りました

 今描いている理想のように、ほのぼのとした安楽なものではないかもしれません

 でも、自分が弱く未熟だったときに支えてもらった思い出を掘り起こしながら、母と一緒に過ごせる時間を大切にしていきたいと思っています

 若い頃から苦労の絶えなかった母について書いてきた文は、どうする?をはじめとした「母の一世紀」というタグでまとめています

よろしければ、そちらもお読みください

日々のあれこれたどり着いた視点

 こういう人に関わるのは、実に不愉快

 自分が被るわけではなくても

 揉め事が近くで起きて、不条理とも思われるそれに対応している仲間を見るだけでも落ち込む

 なんだろう…

 あの、「自分には落ち度がないのに、こんなに嫌な思いをしています」っていうド直球な自己主張は

 嬉々として、「私の権利を侵したあなたが悪いのです」と責め立てる、幼さの抜けない優越感は

 寛容という言葉は、多分知らない

 「お互い様」という言葉は、死語だと思っている、きっと

 日常生活があまり楽しくないんだろうな

 たまたま起こった不都合をクローズアップして、悲劇の主人公を味わいたくなっちゃったのかな

 ひとしきり騒いだ後には、気まずさが残って、自分も苦しくなるだろうに

 それもきっと、他人のせいにして、「自分は悪くない」を決め込むんだろうけど

毒を吐いた後には、懺悔の花を忘れない…

日々のあれこれ歳時記

 「薄明(はくめい)って美しい言葉だと思います

 音(おん)のせいか、漢字の形か…

 太宰治も、これを題名にした作品を書いていますし、検索していると、なんと、ポケモンカードにまで、使われているのを見つけました

 朝5時に、1回目のアラームが鳴ります

 その後、スヌーズ機能に頼りながら、5時20分まで粘ることにしています

 その時刻にアラームを解除して起き上がっても、カーテンから透けて見える外の明るさは、多分近くの街灯の分だけです

 日に日に日の出が早まるこの時期

 一回目に目覚めたときに、外が白んでいる日が来るのが、より待ち遠しくなります

 「土日の二日間の後の月曜日、5時に外が明るくなり始めていたらいいな…」

 最近の日の出は、6時を少し過ぎた頃になりました

 それよりも早く空が白み始めるのは、常識的に誰もが知っていることですが、実際は何時頃からなんだろう

 例によって、親切に上げて頂いている情報を探してみると、「市民薄明」「航海薄明」「天文薄明」という言葉に行きつきました

 私が待っているのは、どうやら「航海薄明」くらいの明るさのようです

 今、住んでいる地域では、「天文薄明」は、4時台の終わり頃から、もう始まっているみたいです

 今週中には、5時に、「もう、夜が明ける… 起きなくちゃ…」って、思えるかな

2月の半ば  河津桜は、まだ3分咲きでした