同じ空の下,子どもの頃のこと歳時記

 最近の投稿は季節ものばかりで、その中心は寒さについて

 載せる写真といったら白がメインのモノクロばかり

 自然物だらけの窓の外にはそれしかないんだからしょうがない

 でも、そろそろ飽きて来たぞ…

 子どもの頃は雪遊びが好きだったから、「今日は何をしようかな…」って、迷うくらいやりたいことがあった

 除雪でできた山でスキーやソリ滑りをした

 雪像やかまくらも作った

 雪合戦をするのに基地を作って、味方同士で作戦を立てたのはワクワクした

 同じ“一面真っ白”を眺めながら、こうも心境が変わるとは…

 子どもってすごいんだな

 神奈川に住んでいた頃の投稿 色を見つけた日

 あの頃は、休みの日というと近隣を散歩して、自分の知っているのとは違う冬を満喫していた

 椿や山茶花が咲いていたから、紅もあったし、緑だってもう少し鮮やかだった

 ちょっと恋しいなぁ

 そんなとき受け取った激励

 西の空に 冬至色 が迫る頃、東の大雪連峰が焦がれていた色に染まっていた

 「ときどきこんなサービスもするから、頑張って乗り切って」って

子どもの頃のこと歳時記

 窓霜(まどしも)といいます

 気温がマイナス10℃までいかなくてもできるようですが、寒ければ寒いほどゴージャスな“作品”が見られます

 子どもの頃から寒い朝の楽しみの一つでした

 子どもの頃住んでいた古い家では、屋内でも水をこぼすと数秒で凍るほど外の冷え込みの影響を受けました

 そんな家でしたから、マイナス20℃にもなれば、目が覚めたときには厚さが1mm以上ありそうな、龍や鳳凰を思わせるような流動的で壮大なレリーフができていました

 昔ながらの格子の多い窓の一つひとつに、デザインの違うアートがびっしりと描かれている様子は圧巻で、水蒸気とか結露などという言葉も仕組みもまだ知らなかった私にとって、何か特別なことが起こっているとしか思えなかったのは無理もないことでした

 その後、周囲からは自然現象なのだと教えられました

 でも、自然や偶然でこんなに素晴らしいものができるなんてどうしても納得できなかった私は、しつこくも、やはり誰かが手を加えているんじゃないかと家族中に聞き回りました

 そんな私をからかいたくなった祖父が「あれはじいちゃんが夜中に彫っておいたんだよ」と言ったのを間に受けて、その後長い間祖父には特別な技術があると信じていたものです

 冬の朝、寒いのは辛いけどついつい窓をチェックします

 今の家も随分古くなっているけど、さすがに断熱材と二重窓は効いているとみえて、できる窓霜も写真のとおり可愛らしいものです

 この日も、車の外気温計では発表された最低気温よりも4℃も低かったんですが

 我が家では無理なようですが、今回“窓霜”と検索してみたら、私が子どもの頃に見たような美しい模様が見られました

 興味のある方は探してみてください

 私も、あの頃に今みたいなツールがあったら、せっせと写真を撮ってUPしたのになぁ…

子どもの頃のこと母の一世紀

 「おまえはもう、どこにもやらんからな」

 背中に負ぶった母をなだめるように、そう言い聞かせながら、祖母は田舎道を歩いた

 母の思い出の中でも、指折りの幸せな時間だった

 父親を、小学4年生で亡くした母たちは、その実家のある地域に、親戚を頼って移り住んだ

 祖母が一人で、子ども8人を抱えての生活は困窮し、伯父の家に養女として出されたのが母だった

 農作業の力になる兄や姉たち  まだ幼かった妹や弟

 母が選ばれたのは、やむを得ない状況だったか

 その家での生活は辛いものだったという

 朝早くから、家事や炊事をこなす

 それでも、登校前に玄関の掃除を済ませなければならない

 終わったと思ってもダメ出しされ、やり直す

 毎日遅刻して、先生に叱られる

 あるとき、事情を知った先生が、「これからは、どんなに遅刻してもいいですよ」と言ってくれたほどだったそうだ

 帰ってからも、畑や田んぼの仕事だと言ってこき使われ、精神的にも追い詰められ続けた母の心は、徐々に病んでいった

 ある日訪ねてきた親戚が、母の様子を見て「このままでは、この子がダメになる」と進言し、連れ戻されることになった、ということだった

 あのとき、母の幸せを、何よりも願っていただろう祖母も、母が中学2年生のときに、成人する姿を見ることもなく旅立った

 その後、辛い結婚をしたことも、後妻に入った家で苦労もあったけど、優しい夫に恵まれたことも、どこかでそっと見ていたのかな

 その伯母の訃報に接したときに、母はお悔やみに顔を出すことさえ拒んだのを覚えている

 何十年経っていても、子どもの頃に受けた心の傷は癒えることがないのだと思った

 ただ、母の家事のスキルや、農作業の手際の良さ

 法事等で、大人数を受け入れて切り盛りする甲斐性などは、このとき身につけたんじゃないかな…と思っている

 本人には絶対言わないんだけど

私にも、幼い頃、母に負われて、田舎道を歩いた思い出があります

大人になっても忘れることのない、優しい背中…

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