子どもたちのこと導いてくれた歌

 秋分の日が過ぎて、日足がどんどん短くなっていくこの時季に、つい口ずさんでいる歌があります

♫ 今日もせつなく秋の日差しが遠のいてゆく

 桑田佳祐さんの「JOURNEY」です

♫ 寂しくて口ずさむ歌がある  名も知らぬ歌だけど 希望に胸が鳴る

 聞き初めの頃は、桑田さんの振り絞るような声と相まって、なんとも言えない切なさが込み上げ、その出処も分からず戸惑ったものでした

 お母様との別れを歌った曲だと知ったのは、恥ずかしながら、しばらく経ってからでした

♫ 旅立つ身を送る時 帰りくる駅はなぜに見えない

♫ とうに忘れた幼き夢はどうなってもいい  あの人に守られて過ごした時代さ

 このフレーズを口ずさむ時、私はいつも、過去ではなく未来に思いを馳せます

 私を送った後の子どもたちの姿です

 もう既に、それぞれの人生を歩き始めているのですから、心配などすべきではないのですが、なんたって、私はなかなか子離れできない母親です (関連 後悔していること

 夕焼け空に向かって嘆いてばかりいないで、朝日を見るために振り返ってくれるかな…

 私といた時間を過去のこととして、笑いながら話してくれるかな…

 言葉を尽くして乗り越えようとしているこんな歌を、誰か教えてあげてくれないかな…

と、自分の命の儚さを書いてみたものの、私の家系は、90歳超えが当たり前の、長寿を誇っているのも事実…

 「いいかげんにしてくれないかな」と言われないように、賢く歳を重ねようと思います

今年は銀杏が豊作のようです

日々のあれこれ歳時記

 頭の中に、季節の節目に思い浮かべる小さな太陽系があります

 太陽のまわりを地球だけが回っている、超シンプルなものです

 地軸が程よく傾いていて、太陽を中心に反時計回りに回りながら、北半球がよく照らされたり、照らされにくくなったりしています

 その太陽系の中で、地球が一番手前の位置に来ました

 秋分の日です

 よく言われる、

「太陽が真東から上って、真西に沈む」

「昼と夜の長さが同じ」

が当てはまらないことは、春分の日に書いたように、こちらも同じでした (関連 北面を照らす陽 )

 ここしばらく、日の出、日没のみならず、太陽の姿を見ることがかなり少なかったので、その動きへの興味がやや減少気味です

 それでも、この機会に、雲の向こうの太陽を想像しながら…

 真東や真西を通過するのはどちらも明日、24日のようです

 昼と夜を12時間ずつ分ける日は、26日〜27日と幅がありました

 明日は無理でも、26日にもなれば、節目を迎えた太陽を眺めることができるかな…

 ちなみに、26日は新月です

 月がその節目を迎えると、そのときだけ、超簡単な脳内太陽系の地球の近くに月がちょこんと現れることになっています

 なかなか便利です

レモンブライトという品種のコスモスです  黄色いコスモスが、こんなに普及していたなんて…!

カポックの花が

 熟語で書いたらカッコいいけど、半年以上ワクワクして、結んだ実はこれだけでした

8月末  2週間家を空けて、帰って来たらこうなっていました

 数日後に乾いて、黒くなったので収穫しました

大きさが分るように、オマケみたいに鉛筆を添えてみました

 1つだけ…

 中に種がいくつ入っているのか、分かりません

 解体する勇気もありません

 そのまま土に埋めてみようと思います

 前回(25年前)は、芽は出たものの、葉が2つくらい伸びたところで理由も分からずに枯れてしまいました

 今回も期待できそうにありません

 そんな訳で、“カポックの花が”シリーズは、尻すぼみっぱなしで、今回で終了します

 また、何か楽しい変化があったら、再開または、新しいカテゴリーとして立ち上げようと思います

 楽しみに見ていてくださったみなさん、ありがとうございました