こちら側の私たち その2
一般ごみの日は、出勤のついでではなく、少し早い時間に出しに行きます
ゴミ袋の口は、結ばずに
玄関を出て、家の前の通路を歩きながら、落ちているごみを拾います
「お菓子が食べるのに夢中だったんだねぇ でもこのごみは、あなたが大人になったときの世界を汚すんだよ」
「自分の汗や垢のついたシート、他人に拾われるのって、どんな気持ち?」
なんてことを、呟きながら
もちろん、相手は仮想の誰か
共用の玄関ホールでは、散乱しているチラシを拾って袋に詰め込みます
入れる方が悪いのか、いらないからと、落ちても放置する方が悪いのか…
「これは、ポスティングした業者への当てつけかな?」
間違いなく、伝わってないけど
“ ごみも拾えない人は、幸せなんか拾えない”
どこで見たのだったか忘れましたが、大きく共感した言葉です
こういう人たちは、もういいや
それでも、なんやかんやで生きていくのでしょう
未来の幸運を願ってあげる義理はないのです
私にとって大切なのは、これだけです
我が子たちは、幸せを拾える人でありますように
孫たちにも、その幸せが流れ込んで行きますように
(共感してくださった方は、こちらもどうぞ こちら側の私たち )