アンテナ

日々のあれこれ母の一世紀

 今朝起きて居間に行ったら、新聞の“自分にとって大切なところ”だけをチェックし終えた母が語り始めた

 ○○さんが亡くなったらしい

 102歳だったんだって

 そこからは思い出話

 父と仲が良くて、良い話し相手だった

 街の方へお嫁に行ってからも、ご主人共々交流があった

 昨年の秋ごろ、母の短期の物忘れが気になり出して然るべき機関を受診した

 処方された薬の効果もきっとあるんだろうけど、こんなふうに父が築いてきた関係に対して礼儀を欠かないようにアンテナを張っていることも、母にとっては大切な予防線なんだろうな