子どもたちのこと

 昨夜9時頃、息子はずぶ濡れになって帰ってきた

 当然、下着まで濡れて、車のシートにタオルを敷いて運転してきたらしい

 昼過ぎに風雨が強くなり、建築途中の建物の屋根の覆いが飛ばされたため、暴風雨にさらされながら、何時間も屋根の上で補修作業をしていたのだという

 空腹もさることながら、冷え切った体を温めたいと風呂場へ駆け込んだ

 出てきた頃に、ちょうど夕食が出来上がり、温かいものを食べさせることができた

 夜、雨と風の音に何度か目が覚めた

 家の中は温かくて、乾いていて、浸水の心配もきっとない

 私たちは無事に朝を迎えられるはず

 安心して、再び目を閉じる

 こんなこと、子どもたちが小さい頃によく思ったよなぁ(関連 削り氷)

 子離れしない私は、やっぱり変わっていないんだなぁ

そろそろですね

同じ空の下母の一世紀

 父さん、どうする?

 母さんは、父さんの願いをすっかり叶えたけど

 ここ数年の間に、何度か聞かされた、母の思い出話

 嫁いできて間もないある日

 その日の仕事を終えて帰ろうとしたとき、父さんが物置小屋の陰で手招きしていた

 何かと思って行ってみると、突然抱きしめられた

 俺にはもう、お前しかいない

 祖父母がいて、舅も姑もいて、亡くなった前妻の子どもまでいる家

 子育てを手伝ってもらっていた身内まで、あれこれと理由をつけて去っていった

 こんな家に来てくれるのは、きっとお前が最後だ

 俺に不満があるなら、いつだって出ていってもいい

 でも、家族への不満なら、どうか辛抱してほしい

 この言葉を支えに、長い年月を乗り越えてきたという(関連 橋 )

 四人の年長者を送り終えたときには、とうに還暦を過ぎていた

 一歳から育ててきた姉までも、先に送ることになった( 関連 勝手に使命感 )

 母さんは、あの日の約束を全部守ったよ

 そんな母さんに、父さんは何をしてあげられるの?

 ちゃっかり、自分まで送ってもらっちゃって…

 母の思い出話は続く

 父さんは、本当に優しかった

 穏やかで、考えが深くて、困った人はみんな父さんに相談に来たんだよ

 みんなが、父さんを立派な人だって言ってくれて、誇らしかった

 父さんをおいて、私が先にいくことにならなくて、本当に良かった

 そうか

 お返しは、ずいぶん前から、少しずつしてあったんだね

2回目の登場 父が大好きだった木です

子どもたちのことたどり着いた視点

 もう、覚悟を決めた!

 お母さんは、もう、こんなことには慣れちゃったよ

 それでも、あんたが、やったことを「やってない」と言わないのが私の救いだから、これからも、そんな嘘だけはつかないで

 それならこの先、100回でも一緒に謝ってあげるよ

 息子が、荒れた中学生活を送っていた頃は、何度も放課後の学校に呼び出されました

 その度に、平謝りし、無言の帰宅

 「もうしない」という、表面上の約束

 虚しい繰り返しは私を悩ませ、途方に暮れる日々でした

 でも、この日の私は違いました

 心が沈むというより、怒り心頭!  出所の分からないエネルギーが噴出しました

 いつもの「お決まりの流れ」を想定している息子に、予想もしなかった言葉で、カウンターパンチを喰らわせてやろうと思ったのでした

 驚くような、戸惑うような息子の表情に、心の中で「ニヤリ」とした私のメンタルは、その瞬間にレベルアップしたのでした

(やや関連 色のついた夢 )

 娘が、希望していた大学に合格できず、落ち込みながらも「浪人したらお金がかかるかな」とメールをよこしたときには、「そのくらいじゃあ、お母さんはびくともしない」と返しました

 大学を卒業し、就職試験に不合格だったことを知らせてくれたときには「打たれ強い子に産んであるから大丈夫!」と返しました

 その都度、娘は「あのときは心強かった」と振り返ってくれました

 一番元気づけたかったのは、他でもない、私自身なんですけどね

 意外性があって、相手よりもむしろ、言っている本人を奮い立たせる言葉

 チャットGPTさんには、どこまでできるのかな…?

そろそろ咲き始めますね

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