日々のあれこれ歳時記

 北海道は甘くない…

 5月9日、朝の最低気温は−1℃

 少し前に25℃以上の夏日があったからといって、油断していたら農作物に甚大な被害が出る

 やっと芽の出揃った稲のビニールハウス

 7棟ひとつひとつに、甥はポータブルストーブを炊いたり、専用の蝋燭を灯したりして寒さを乗り切らせました

 天気予報と睨めっこ

 前日の夕方の判断がものを言います

昨日の朝は、この中央の通路に蝋燭が4本設置されていました

 寒い地域の米づくりは、こうした知恵と努力で自然と折り合っています

 秋にスーパーで「北海道産米」と見かけたら、手にとっていただけると嬉しいです

よろしければこちらも→(関連 道のりを思う

日々のあれこれたどり着いた視点

 昨日から降りっぱなし

 予報では今日が明日に変わるくらいまで

 籾まきなど、ビニールハウスの中でするような仕事は終わっちゃったから、この天候だと外でできる作業はない

 思えば、4月半ば過ぎにこっちへ来て以来、なんやかんやと動き回ってきたなぁ

 花や野菜の種を植えたり、大きくなる前にと庭の草を取ったり…

 思いつくままに手を出して、休む暇を作らなかった

 昨日は雨のせいでほとんど体を動かさずに過ごした

 するとどうでしょう!

 ここに来て、体の節々が痛み出した

 二日目の今日は、体が重だるくて何をする気にもならない

 そうか、体の悲鳴は休んだときにやっと聞こえてくるんだ

 脳の中のアドレナリンとかいうヤツが、楽しみすぎていた私を実力以上に酷使していたんだなぁ

 二日間の雨がもたらしてくれたゴールデンウィーク明けの休暇

 自然に逆らわずに共に生きていると、休むタイミングも教えてもらえるってことか

 退職後の晴耕雨読の生活は、天を仰ぎながらその日の行動を決めていた人類の根本へと少しずつ近づけてくれるのかな

庭の隅で見つけた「幸せの密集」いくつ見つけられますか?

同じ空の下母の一世紀

 母は言う

 ◯◯さんも、△△さんも、あんたが戻って来るのを待っていたんだよ

 聞いていると、近所のたくさんの人たち…中には、思いも寄らない人の名前まで上がる

 「⬜︎⬜︎ちゃん(わたしの名前)もうすぐ帰って来るね」

 「楽しみだねぇ」

 分かってる

 その人たちは私が戻って来るのを待っていたんじゃない

 私が戻って来て喜んでいる母を早く見たかったんだよね

 そんな人たちに囲まれて、これまで見守ってもらっていたことに感謝しています