緑の手

日々のあれこれ歳時記

 植物を育てるのが上手い人は、「緑の手」を持つと聞いたことがあり、観葉植物をはじめとして、1年中ベランダで、何かしらの植物を育てている私は、一種の憧れのようなものを感じてきました

 「どんなことをしても、よく育つ」「植物と対話ができる」など、人知を超えた能力をもっているみたいで、羨ましい限りです

 そんな私に、「少しの間、緑の手気分を味わえる時季」がやってきました

 アマリリスが花盛りです

 2月頃に球根を掘り返して、古い根を掻き落とし、新しい土に植え直すだけ ひと手間ですが、その努力に余りあるほどの、大きな立派な花が咲きます

 脇芽が出るたびにそれを移植して増やしたので、5株ありますが、今年は、そのうち2株も2本ずつの花芽を伸ばしました

 朱色の花が、ほぼ一斉に咲くのを眺めるのは壮観で、この時ばかりは、自分も「緑の手」を持っているのかもしれないと、自惚れてしまいます

手前右の花は、残念ながら盛りを過ぎてしまいました

 カポックも着々と開花に向かっていますし、増え続けるキンセイマルにも、気づくと花芽が3つも出ていました 今年の「緑の手」期間は意外と長なるのかも…

1週間で、さらに開きました
動物の耳風な、可愛い位置の花芽です
調子に乗って、コキアも育ててみることにしました