日々のあれこれ歳時記

 12月になると、とりあえず、ジョージ・ウィンストンの「DECEMBER」を聴きます

 洗濯物を干しながら

 掃除をしながら

 心の中は、目の前にある生活感のある物事から離れて、頭の中で雪が降り始め、やがて吹雪になっていきます

 そり遊びをしていた、幼い頃の感覚が蘇ります

 日本で感じるよりも、ずっと粛々としたクリスマスの雰囲気を味わった後に、厳かに年を越えていきます

 その中でも、必ず家事の手を止め、掃除機の電源を切って、聴き入ってしまう「ハッヘルベルのカノン」

 華やかに祝い、楽しもうとするのは世界共通なんだなぁと、ホッとするような気持ちになります

 年が明けて、仕事が始まる頃に、必ずこの時期のことを思い出します

 年末年始のあれこれを楽しみにしていたんだなぁ

 あっという間に過ぎて、ここまで来ちゃったなぁ

 それでも、戻るよりも、春に向かって進みたいな

 ここまでのひとセットを毎年繰り返します

 来年も、「前に向かって進もう」と思っていられることを願っています

 よろしければ、こちらもどうぞ感じ取る季節

何かの文明の遺物かな…?

日々のあれこれ歳時記

 12月に入ると「やっと来たー」と、ホクホクします

 冬至はまだ先ですが、日没が一番早いのはこの時期なのです

 今年も6日の4時28分が最も早い日没(横浜市)で、そこからゆっくりと折り返して行きます

 定時で職場を出ても、既に暗くなっているときの憂鬱さについて、以前にも触れたことがありますが、同じ気持ちは毎年繰り返されます (関連太陽の誕生日

 12月を迎えた今、あと数日で、夕方だけでも明るい時間が延びるという、地球規模の明るいニュースが、今年も私の中を駆け巡っています

 ちなみに、札幌市を調べたら、最も早い日没は12月9日前後の4時ちょうどでした

 時間のズレは緯度の違いで当然として、日にちのズレは地球の歪さや、回転のブレが原因なのか…

 こちらだって、6日の日没が一番早いといっても、沈む位置が最も南よりになるのは冬至の頃です

 私程度の“脳内太陽系”では、このあたりで思考が停止してまい、

 「やっぱ、地球は自然物だから…」

と、早々に、逃げの結論に至ってしまいます

青空の下に、秋の忘れ物

日々のあれこれ歳時記

 頭の中に、季節の節目に思い浮かべる小さな太陽系があります

 太陽のまわりを地球だけが回っている、超シンプルなものです

 地軸が程よく傾いていて、太陽を中心に反時計回りに回りながら、北半球がよく照らされたり、照らされにくくなったりしています

 その太陽系の中で、地球が一番手前の位置に来ました

 秋分の日です

 よく言われる、

「太陽が真東から上って、真西に沈む」

「昼と夜の長さが同じ」

が当てはまらないことは、春分の日に書いたように、こちらも同じでした (関連 北面を照らす陽 )

 ここしばらく、日の出、日没のみならず、太陽の姿を見ることがかなり少なかったので、その動きへの興味がやや減少気味です

 それでも、この機会に、雲の向こうの太陽を想像しながら…

 真東や真西を通過するのはどちらも明日、24日のようです

 昼と夜を12時間ずつ分ける日は、26日〜27日と幅がありました

 明日は無理でも、26日にもなれば、節目を迎えた太陽を眺めることができるかな…

 ちなみに、26日は新月です

 月がその節目を迎えると、そのときだけ、超簡単な脳内太陽系の地球の近くに月がちょこんと現れることになっています

 なかなか便利です

レモンブライトという品種のコスモスです  黄色いコスモスが、こんなに普及していたなんて…!