日々のあれこれ歳時記,母の一世紀

 「昔から、『冬至十日前』って言われたもんだけど、本当なんだね」

 冬のある朝、母がそう言った

 当時、私は小学生だったと思う

 当然、インターネットなんか無かった頃だから、母の情報源は、テレビから数秒間流れる「日の出、日の入り情報」

 それを、毎日カレンダーに書き込んで、確かめたのだという

 そのときの母は、日付けと時刻、何分間日足が伸びたかを、細々と、嬉しそうに話していたなぁ

 ふと気になったことを、追求したくなっちゃう

 そうか… 私のこれは、遺伝なんだな

 インターネットがある時代に、新聞を切り抜いて資料を作りたくなっちゃった私の作品がこちら→→太陽の誕生日

日々のあれこれ歳時記

 北寄りの風

 最高予想気温、25℃

 明日は、湿度が40%台らしい

 急に空気が変わった

 ここ数年、秋分の日が、気候の変わり目になることが多い気がする

 太陽の光や熱が地球に当たる角度を、見事に反映しているなぁ…と、嬉しくなる

 猛暑も酷暑も、人間の活動から産み出されたものに違いないけど、自然の摂理は、それでも粛々と地球を動かして、その位置へと運び、相応の影響をもたらしていくんだ

 北半球のみなさん、揉めている場合ではありませんよ

 自分の利益ばかりを追及している場合ではありませんよ

 ここからは、人智を超えたエネルギーである、太陽の恩恵がぐっと減ってしまうんですよ

 日に日に冷えて行く大地で暮らす者同士、もっと寄り添い合いましょうよ

 また暖かい光が、高い空から降り注ぐ日が来たら、一緒に喜びましょうよ

地球や太陽の動きについて、興味のある方は、ぜひこちらもどうぞ

太陽の誕生日

北面を照らす陽

真上から照らされて

脳内太陽系

太陽、回復の兆し

向こう正面

柏の木が心配

日々のあれこれ歳時記

 ヒデリノトキハ ナミダヲナガシ

    (「ヒドリノ」と表記する説もありますが、今回はこちらを使用いたします)

 みなさんご存知の、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の一節です

 これが、頭から離れないのは、私の住む地域に雨が全然降らないから

 北関東では、連日のゲリラ豪雨報道で見るように、冠水被害の出ているところも多いとか

 一方、関東の南のこの辺りでは、雨予報も外しながら、一ヶ月近くまとまった雨が降っていません

 それでも、水道からは必要なだけ水が出るので、飲み水をはじめ、生活用水にも困ることがなく、実感が足りないかもしれません

 ありがたいことです

 ただ、近所の大きめの貸し出しの菜園を見るときには、胸が痛みます

 自然から、程よい量の水分が与えられることを前提にしているので、ホースを使って水をやれるようにはなっていないようです

 空を見上げながら、恨めしく唇を噛んでいた、水道設備の整っていなかった時代の人たちの気持ちを、未熟ながらも想像してしまいます

 そうこうしているうちに、昨日は久しぶりの降水があり、少し涼しい夕方を迎えることができました

 そして、今日からはまた猛暑に対峙します

 自然に対しては、抗うことなどできない

 せめてできるのは、祈ること

 日本に自然信仰を普及させた、太古の人たちの謙虚さを誇らしく思います

こんな中でも、零れ種から育った、管理されていないコキアはこの勢いです
ちなみに、ちゃんと水をもらっている我が家のコキアの緩さが、こちらです